灰になるため生まれたんじゃない!

学生の頃、外飼いの猫と遊んでいた時に年配の女性から話しかけられました。

「前に住んでいた所が殺処分された遺体を焼く施設の近くだったのよ」と。

焼却炉から噴き出す噴煙は、1年中休みなく、朝も昼も夜も漂っていたそう。
その地からの夕焼けは、いつも紫色で、初めて赤く染まる空を見た時は感動したと言っていました。

殺処分データが開示されている分では、昭和 49 年度の 1,221,000 頭が最多。
それ以前は、150万か200万頭なのか。
これでは、火葬場が年中無休だったろうと察しがつきます。

■ 猫の殺処分数推移
■ 小さな命へ ごめんなさい
■ 国の制度に殺された55,998の命
昔の保健所、現愛護センターで死を迎えるのは「殺処分」される動物だけではありません。
怪我や事故で引き取り後に死亡する「負傷収容」も含まれます。

〈 平成 28 年度 保護中の自然死 〉
犬/917 猫/7,557

これは交通事故に遭い、瀕死の状態で運び込まれる身元不明の犬猫たち。
次に、虐待の被害を受けた野良猫たち。
人間からイタズラに毒エサを与えられたり、暴力を加えられたり。

顎の骨を砕かれ、脚を折られ、火傷を負わされ、想像を絶する苦しみの中で死に至ったとしても殺処分カウント1。

また、数字には入らないペット産業の流通過程で、命を奪われる犬猫 20,000 匹。
野垂れ死に清掃業者が廃棄する動物の遺体が 70,000 以上。

まだまだ、繁殖業者の使い捨てや引き取り屋による売れ残り生体闇処分、高齢者の飼い主孤独死による殉死、そしてホーダーに囚われ餓死する子たち etc…。
いつになったらペットの命が守られ、その一生を全うできる世の中になるのでしょうか。
マダかなー?って、犠牲になった子たちが、紫煙に隠れた虹の橋から見つめています。

いい加減にしないと、報われなかった魂が怒り出しますよ ۹(◦`H´◦)۶
そろそろ真に茜色の夕焼け空は、童謡の世界だけになるのかもしれません ╭( -ㅂ-)╮ハァ…

  【 ねこてん 】
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ねこてん

~ 全ての猫は天使である ~