ハッピーエンドで、蝶よ花よのお姫さまになったナナちゃん...でしたが、突然の暗転。
「ヒドイことをする!」とタメ息をつきながらオバケ毛玉を刈り取って下さった病院へ、ナナちゃんも通っていました。
その獣医師から9月末に連絡があり「ナナちゃん、腎臓が悪いため通院しているが、車で来ると吐いてしまう。歩いて行ける距離の動物病院を紹介しては?」と。
ナナちゃんお母さんへボランティアが利用するご近所の病院をお薦めしました。
その際に、ナナちゃんお母さんが落ち込んでいたので、どちらかというとそちらの方が気がかりでした。
譲渡時の血液検査では異常はなく、何よりナナちゃんは幸せになって然るべきのシンデレラですもの。
療養食を見繕い送り、そのうちにお見舞いへなどと考えていました。
新しい病院での診断結果、食欲不振&体調不良の原因は「悪性リンパ腫」の疑いがあるとのこと。
パニックになる暇もありませんでした。
その報告を受けてから、僅か12日後にナナちゃんは亡くなってしまったのです。
前夜ナナちゃんは、お父さんとお母さんをしばらく見つめていたそう。
きっと「ありがとう」を伝えたのだと思います。
翌日お気に入りのベッドで、いつもの寝姿で、息を引き取りました。
●2月27日/保護
●5月21日/正式譲渡
●10月27日/永眠
5ヶ月間の幸福でした。
もう別れを経験したくないと葛藤の末、里親様へ挙手して頂いたナナちゃんお母さんに、ただただ申し訳ない気持ちの私。
ナナちゃんお母さんは「お譲り頂いたのに、こんな事になり申し訳ありません」と。
お互いに、泣きながら謝るばかりでした。
さすがにこの時ばかりは、神様を恨みました。
画像は天使になる2週前の子猫のようなナナちゃん。
やがてナナちゃんが、遺してくれた大切なものに気がつきます。
【 ねこてん 】
http://www.nekoten2015.com/
ねこてん
~ 全ての猫は天使である ~
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