ペットの命を守る「買わない選択」

「どんな子をお探しですか?」
「この子、お客さんを見つめていますね。相性が良い証拠です。」
「ただ今、セール中です。抱っこしてみませんか?」
「この子は可愛いですし、明日には売れてしまうかも...特別に今日は内金だけで構いませんよ。」

★抱っこさせたら勝ち

ペットショップにおいて、生体販売はドル箱。
1匹あたり10万以上の利益を見込めるそうです。
加えて、旬の短い商品。
早く売れば、飼育管理にかかるコストが軽減できます。
店員が必死で、衝動買いを促す理由がココにあります。
★無分別な買い物の果て

「かわいい、欲しい、持ち帰りたい!」
欲望だけに心を奪われ、後先を考えず勢いで買ってしまった特価品。
しかしそれは、ぬいぐるみやアクセサリーではありません。

その動物に関する知識も、飼育する準備も、終生育てられるかの検討もなく購入してしまった結果...。
X'mas が過ぎ年明けの頃、「やっぱり無理」と愛護センターへ処分依頼に持ち込まれるケースが後を絶ちません。

販売時に適切な説明を受けていればさえ、救えたはずの命があります。
★「買う」と「飼う」の違い

保護犬猫の譲渡会では、その場で気に入った子を連れ帰ることは出来ないシステム。
抱っこも動物へストレスになる場合には、お断りをさせて頂いています。

譲渡までには審査があります。
「なぜ命を迎えるのか」
「命と向き合う覚悟はあるか」
「終生飼養の責任は果たせるか」
その他、環境や適正を確認させて頂きます。
決して、ペットショップのような「手軽さ」はありません。

なぜならば、これからずっと共に生きる命だから。
人間は「覚悟と責任」を持って飼わなくてはならないと思います。
無責任な衝動で簡単に命をショッピングできる生体展示販売店。
このビジネスを利用することは、動物たちに残酷な生を強いることになります。

「ペットショップで買わない!」── その意識改革が動物たちの命を思いやることに、ひいては命を大切にすることへ繋がっていくのではないでしょうか <(_ _*)>

  【 ねこてん 】
http://www.nekoten2015.com

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ねこてん

~ 全ての猫は天使である ~