ウールサッキングとは、猫が布を食べてしまう異食症です。
毛布・カーペット・カーテンetc、家中の布類を狙いボロボロにする例もあるそう。
原因が解らず、治療法も“ 必ず改善する ”というものがありません。
また異物を食べ続けていると腸閉塞を引き起こす可能性があります。
しかし「多くは2歳頃までには止む」という症例解説もありました。
画像は2014年7月に、虹の橋を渡ったあかりちゃん。
亡くなる1週間前の様子です。
愛護センター収容から引き出し、甘えっ子で寂しがり屋さんな推定10歳前後の女子。
留守番中や就寝時間帯に、布団類を齧って穴をあけてしまい、それを取り上げると鳴き続けるため、困窮した飼い主が持ち込んだとのこと。
シェルターに来てからも、タオルケットの上を陣取り、そこへ他の猫が近づこうものならば猛攻撃。
人懐こいのですが、まとわりつき独占欲が強いタイプでしたね。
人がいないとタオルやマットを口にし、夜鳴きをしていました。
愛情に飢え満たされずに、ストレスを受けている印象。
里親会に参加をしていましたけれども、なかなかご縁に恵まれません。
やがて布混じりの吐瀉物をすることが増え、突如として食べ物を受け付けなくなりました。
強制給餌するも喉を通らないため、食道にカテーテルを施す手術を。
術後は不安なのか、つきまとい行為が目立ちました。
写真を撮影した日も「ヒーッ」と寂しげな鳴き方で、足下へカラーを押し付けてきます。
もっと傍にいてあげれば良かった。
もっともっと甘えさせてあげたかった...。
“ あかり ”の名は2月末の保護なので、ひな祭りの歌「あかりをつけましょぼんぼりに~♪」から。
桃の節句になると、不遇だったあかりちゃんを思い出します。
【 ねこてん 】
http://www.nekoten2015.com/
ねこてん
~ 全ての猫は天使である ~
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